XMの禁止事項とは？利用規約に反する行為を具体的に解説

FX取引を行うにあたって、勝つための手法などを研究するのはとても大事です。

しかし、FX取引をする上でのルールや規約・禁止事項などをしっかりと把握していないとどれだけトレードが上達していても大きな損失につながってしまう可能性があります。

そのため、FX取引を行う際は使っているFX業者ごとの利用規約や、FX全般のルールなどを頭に入れておく必要があります。

XMの禁止事項とは

FX取引をするにあたって、様々な禁止事項が設けられています。

法律に反することはもちろんですがそれ以外にもFX特有の禁止事項が業者ごとに設けられていることがほとんどです。

XMにも様々な禁止事項が設けられており、この禁止事項を行ってしまうと口座を永久に凍結されたり、利益を全て没収されてしまったり、出金ができなくなってしまったりといった処置を取られることとなります。

そのためXMでFXを始める前に、これらの禁止事項というものをしっかりと事前に把握しておく必要があるわけです。　

XMで禁止されていることの具体例

XMの利用規約で禁止されている項目は以下の通りです。

これらの禁止事項は全てのFX業者に必ずしも当てはまるわけではありません。

そのため禁止事項だとは思っておらず、うっかりやってしまうということもあります。

しっかりとFX業者ごとの禁止事項の内容をチェックしておくことが大切です。

複数の口座を利用した両建ての取引

FX業者の禁止事項で一番気をつけなければならないのがこの両建てです。

両建てに関してはFX業者ごとに禁止内容の違いが顕著にあります。

両建てとは
片方で買いのポジションを保有し、同時にもう片方で売りのポジションを保有すること。
それにより損失を抑えたり、不正な利益獲得に利用されることもあります。

まずXMで禁止しているのがの口座を利用した両建ての取引です。

ゲームでは複数の口座を作り所有することが可能ですが、例えばAという口座でドル円をロングポジションで保有し、同時にBという口座でドル円をショートポジションで保有した場合両立とみなされXMの禁止事項に該当します。

• 2つの口座にそれぞれ10万円入っている
• 両建てをする
• 片方の口座では50万円の利益、この口座では50万円の損失
• しかし口座には10万円しか入っていないので損失した口座は10万円のリスクで終わる。
• 何もせずに40万円の利益を得る

もう一つ気をつけなければならないのはXMではドル円とドル円のように同じ通貨ペアだけでなく、相関関係にある通貨ペア（ドル円×ユーロ円）での両建ても禁止されています。

どの通貨ペアが相関の関係にあるのか事前に調べておくとともに、両建てと疑われそうなポジション保有もしないことが重要です。

XMとXM以外のFX業者を利用した両建ての取引

前項の複数の口座を利用した両建ての取引と同じ理由で、XM以外のFX業者を利用して両建ての取引を行うことも禁止されています。

当然同じやり方で利益を得ることが可能となってしまいますし、片方のFX業者は大損を被ってしまいます。

知人などを利用した別の人物で行う意図的な両建ての取引

自分以外の人の口座を使って意図的に両建てを行うのも禁止されています。

そもそも他人名義の口座を使うことは許されていませんし、他人に両建てを依頼して意図的に行うのは禁止事項にあたります。

接続の遅延やレートのエラーを狙った取引

FXの取引をしていると大きな経済指標、雇用統計の発表のときに急激な価格変動が起こる場合があります。

そのような急激な価格変動時に接続の遅延や価格のズレが発生することがあります。

このようなタイミングばかりを狙ったFX取引をXMでは禁止しています。

XMのボーナス等の不正な取得

これは法律に反する詐欺に該当してしまう可能性でもありますが、XMから提供されているボーナスなどを不正に取得するのは禁止事項です。

例えば身分証明書や各種本人確認書類等を偽り複数の口座開設ボーナスなどを受け取ること、あるいは家族などに依頼し家族の名義で口座を開設することも禁止事項です。

このような行ってしまうとXMから取引を禁止されるだけでなく詐欺行為を行ったとして捕まってしまう可能性もあります。

絶対にこのようなことは行わないでください。

アービトラージ

FXではそのFX業者ごとにわずかにレートがずれたり遅れたりということがあります。

この価格差を利用して取引を行うことアービトラージと言います。

FX業者の間でレートに差が開いているときはその、その後のレートの動きはレートさを埋めるような推移をしていくことが多いのでそこで売買をすることで利益を獲得する方法です。

EAを使った高速取引等

EA（自動売買システム）利用した高速取引や高速複数回スキャルピングなども禁止事項の一つです。

これは不正に利益を得る方法ではなく、このような取引はXMのサーバーに過度な負担を与えてしまうため禁止されているのです。

AI（人工知能）を利用した取引

昨今話題のAIを利用した取引もXMでは禁止事項として明言されています。

ただし、AIを使ってどのように取引を導き出すことが禁止されているかまでは言及されていないので、AIの利用を疑われるような取引には注意する必要があるかも知れません。

経済指標などの急騰急落のみを狙った高レバレッジトレード

経済指標や要人発言、雇用統計などの急激な価格変動のみをハイレバレッジで狙うトレードスタイルも禁止されています。

ゼロカットを悪用した場合は厳しいペナルティが課される可能性があります。

窓あけを利用した取引

週明けなどの相場の窓あけ・窓閉めだけを狙ったトレードも禁止されています。

故意に何度も、窓だけを明らかに狙っていると判断された場合は利益の取り消しもあります。

XMで禁止されていることをやってしまったらどうなるか

実際にXMで禁止事項をおこなってしまうとどうなってしまうのでしょうか。

実際に行われたペナルティについて解説していきましょう。

口座の凍結とアカウント剥奪

一番厳しい処分としては、口座の凍結・アカウントの剥奪があります。

口座の凍結は一時的な凍結と違い永久にその口座が使えなくなることになります。

口座だけでなくアカウントも剥奪されます。

当然、XMでは取引が出来なくなります。

重要な点として、この処分がくだされると二度とXMで口座開設が出来なくなります。

そうなってしまうととても大きな損失となりため絶対に違反を犯さないようにしましょう。

利益の取り消しと出金停止

上記の口座の凍結の際にも同時に下される処分ですが、利益を引き出せなくなります。

不正に得た利益は出金を拒否されてしまうのです。

本人が弁明しても基本的には引き出せません。

そのため、疑わしき取引は一切やらないように徹底する必要が出てくるのです。

レバレッジの制限

比較的軽い処分としてはレバレッジの制限があります。

最大1,000倍のレバレッジがかけられなくなり、100倍、あるいはそれ以下に制限されます。

海外FX業者を利用してる醍醐味はなくなってしまいますね。

一度制限されたレバレッジがもとに戻る保証は一切ありません。

XMで禁止事項を行い口座が凍結されてしまった場合の対処の方法

基本的には、禁止行為による口座凍結には対処方法はありません。

同一人名義で新規に口座を作ることも基本的にはできなくなります。

ただし、故意ではない場合の口座凍結など状況によっては凍結の解除が認められる場合があります。

XMの問い合わせ窓口まで状況を説明する必要があります。

万が一凍結されてしまった場合は、まずは早急に行うようにしましょう。

XMで禁止事項と間違えやすい禁止されていない取引は

XMでの取引の中には禁止事項と間違えやすいものもあります。

また業者によっては禁止事項となっている内容であったりもするためこの項目で一旦おさらいをしておきましょう。

経済指標などの時にトレードをすること自体

経済指標・要人発言・雇用統計発表時などのレートが大きく動くタイミングでのトレード自体は一切禁止されていません。

問題になるのはそういったタイミングのみを狙ったハイレバレッジをかけた取引です。

ただしこのようなタイミングでのトレードは基本的にはギャンブルの要素が強く、損切り指値を入れておいてもスリッページで滑ってずれる、極端に広いスプレッドになるなどのリスクも同時に背負います。

十分注意をして取引をしましょう。

スキャルピング

FX業者の中にはスキャルピング自体を禁止している業者も少なくありません。

XMではサーバーに不可をかけるようなEAを使った極端なスキャルピングは禁止していますが、スキャルピング自体は禁止されていません。

EA（自動売買）を使った取引

高速取引などのサーバーに高負荷となるものでなければ基本的にはEAの使用は禁止されていません。

EAもFX取引において重要な技術の一つですのでXMの口座で取引を行うことは問題ありません。

同じ口座の中で行う両建て取引

禁止事項の中には様々な方法での両建てがありました。

しかしXMでは両建ての取引自体は禁止されていません。

つまり、同一口座内のみでおこなう両建て取引は禁止されていないのです。

理由としては、前述したロスカットを不正利用した両建て取引は同一口座内では実行不可能だからです。

XMの禁止事項に関するよくある質問

XMでの禁止事項は他のFX業者でも禁止されているの？

基本的に禁止事項は似通った部分が多くなりますが、FX業者によって禁止事項にも違いはあります。

例えば、FX業者によってはスキャルピング自体を一切禁止していたり、別口座での両建てを禁止していなかったりすることもあります。

そのため、複数のFX業者を利用する際は禁止事項の違いに気をつけておかないとうっかり違反してしまい大損失を被るということにもなりかねません。

必ず規約は把握しておきましょう。

XMで禁止事項をしてしまったら他のFX業者でも取引できなくなる？

いきなり他のFX業者でも口座凍結になるという可能性は低いですが、悪質な行為が続けばFXの各業者で情報が周り口座凍結・開設拒否・出金停止などの処分が下される可能性は充分にあります。

そのため、こっちで違反がバレたら他でまたやればいいや、などという考えは絶対に持たないようにしましょう。

FX取引自体を一生できなくなるかも知れません。

XMで禁止事項をしてしまったら犯罪になる？

不正な取引、詐欺につながるような行為をすれば当然犯罪となり警察に捕まったり、XMから訴えを起こされる可能性もあります。

悪質な方法で儲けようなどとは絶対に考えないでください。

まとめ：XMの禁止事項はうっかりでもやってはいけない

XMにおいて規約違反・禁止事項を行ってしまうとたとえそれがうっかりであっても永久に追放されてしまう可能性があります。

そのためにしっかりと事前に何が禁止なのか何がOKなのかを把握しておかなければなりません。

もしわからなくなってしまったらこの記事をもう一度読んでしっかりと把握してから取引するようにしましょう。